グルメ

キムチチャーハンの作り方:酸っぱいキムチと冷やご飯で10分

白い器に盛った目玉焼きのせキムチチャーハン
目次
  1. 簡単キムチチャーハンレシピが古いキムチほど美味しくなる理由
  2. キムチチャーハンに本当に必要な材料
  3. キムチチャーハンの作り方:5ステップ
  4. 材料が足りないときのキムチチャーハンアレンジ
  5. よくある質問

キムチチャーハンの作り方は、拍子抜けするほどシンプルです。熱したフライパンで冷やご飯と酸っぱくなったキムチ、その汁少々を炒め、目玉焼きを乗せるだけで、ジュワッと香ばしくて酸味のきいた夕食が10分ほどで仕上がります。韓国ではキムチポックンパプ(ポックンは「炒め」、パプは「ご飯」)と呼ばれ、韓国の農林水産食品部(当時)が2009年に発表した韓国料理名の外国語標準表記でもkimchi-bokkeumbapと表記され、「炒めたご飯と刻んだキムチで作る辛い料理」と説明されています。冷蔵庫で酸っぱくなりすぎたキムチと余ったご飯、どちらも持て余しがちな2つがいちばんおいしく生きる料理です。

よくある質問への答え

  • キムチチャーハン(キムチポックンパプ)は、刻んだキムチとその汁、好みのタンパク質を炒め合わせ、仕上げに目玉焼きを乗せたご飯料理です。
  • このレシピに向いているのは発酵が進んで酸っぱくなったキムチで、その酸味とシュワっとした炭酸感が独特のコクを生みます。
  • 1人分の目安は冷やご飯1カップに刻んだキムチ1/2カップ、キムチの汁大さじ1〜2で、冷やご飯からお皿に盛るまでおよそ10分です。

簡単キムチチャーハンレシピが古いキムチほど美味しくなる理由

このレシピが失敗しにくいのは、正確な分量ではなく比率で考えるからです。キムチが酸っぱいほど、ご飯が乾いているほど、仕上がりは良くなります。日本の家庭でチャーハンや焼き飯を作るときは、醤油や中華だしで味を決めることが多いと思います。キムチチャーハンで味の決め手になるのは、キムチの汁と酸味です。国際的な食品規格であるコーデックスのキムチ規格は、キムチを「低温での乳酸生成」によって熟成させる食品と定めていて、その酸は冷蔵庫の中でも少しずつ増え続けます。キムチが週を追うごとに酸っぱく、シュワシュワした味になっていくのはそのためです。副菜としてそのまま食べるには酸っぱすぎると感じたら、それがフライパンに入れる合図です。火を通すと酸味の角が取れ、白菜の縁にはカリッと香ばしい焼き目がつきます。容器の底に残った酸っぱいキムチは、捨てる前に今夜のチャーハンに回してください。

キムチチャーハンに本当に必要な材料

必要なのは、冷やご飯、よく発酵したキムチ、その汁少々、炒めるための油のたった4つです。それ以外はすべてお好みで構いません。最初はご飯2に対してキムチ1の比率で作ると安心で、手元のキムチの酸っぱさがわかってきたら、キムチを増やしても大丈夫です。

  • ご飯: 日本のチャーハンと同じく、炊きたてより冷やご飯のほうがベタつかず、パラッと炒め上がります。
  • キムチ: 酸味の強い白菜キムチを一口大に刻み、汁もスプーン1杯分加えます。フライパンで加熱すれば生きた乳酸菌はどのみち死んでしまうので、安い加熱殺菌済みの市販品で十分です。詳しくは市販キムチの乳酸菌が生きているかの見分け方で解説しています。買ったばかりで酸味が物足りないキムチの補い方は、下のよくある質問にまとめています。
  • 油: サラダ油だけでも十分ですが、ベーコンの脂やごま油を少し足すとコクが増します。
  • タンパク質(お好みで): スパム、余ったプルコギ、ツナ缶のほか、ベジタリアン仕様なら豆腐も合います。
  • 卵: 目玉焼きにして仕上げに乗せます。

キムチチャーハンの作り方:5ステップ

  1. フライパンや中華鍋に油を熱し、中火より少し強めにします。
  2. スパムや豆腐などのタンパク質を使う場合は、先に焼き色をつけて端に寄せておきます。
  3. 刻んだキムチと汁を加え、生っぽさが抜けて少し香ばしくなるまで2〜3分炒めます。
  4. 冷やご飯を加え、へらでほぐしながら全体が赤く染まるまで炒め合わせます。
  5. 別に目玉焼きを焼いて上に乗せ、ごま油と刻みねぎを散らせば完成です。

材料が足りないときのキムチチャーハンアレンジ

決まった具はないので、冷蔵庫にあるもので気軽にアレンジしてください。スパムがなければ、卵をもう1個割り入れるだけで立派な夕食になります。辛くしたいなら、キムチと一緒にコチュジャンを小さじ1/2ほど加えます。ツナはしっかり水気を切れば意外なほど合いますし、表面をカリッと焼いた木綿豆腐は、肉を食べない人向けのベジタリアン版として十分な満足感があります。韓国焼肉ならグリルを囲む仲間がいて、最初にどの部位を頼むかで盛り上がるものです。キムチチャーハンはその逆で、ひとりの夜にコンロの前でさっと作れる一皿です。

豆腐や野菜を使ったキムチチャーハンのアレンジ

よくある質問

Q: 一番簡単なキムチチャーハンの作り方は?

一番シンプルなのは、冷やご飯、酸っぱいキムチ、その汁少々、油大さじ1の4つを5分ほど炒め合わせ、目玉焼きを乗せるだけの作り方です。タンパク質やコチュジャンを省いても、しっかり満足できる一皿になります。キムチチャーハンを初めて作る人は、まずこの形から試してみてください。

Q: 新しいキムチでもキムチチャーハンは作れますか?

作れますが、酸味が控えめで風味も軽くなります。浅漬けのキムチしかない場合は、汁を多めに加えるか、少量の酢と砂糖を足すと、熟成キムチのような酸味に近づけられます。

Q: スパムの代わりに使えるものはありますか?

余ったプルコギ、ツナ缶、角切りベーコン、豆腐などが合います。具の役目は食感と塩気を足すことなので、冷蔵庫で開けてあるもので十分です。

Q: キムチチャーハンがベチャッとしてしまうのはなぜですか?

炊きたての温かいご飯を使った可能性が高いです。余分な水分があると炒めるより蒸れてしまうので、ご飯は前日に炊いて冷蔵するか、少なくとも20分は広げて冷まし、水分を飛ばしてから使うのがおすすめです。

Q: コチュジャンなしでもキムチチャーハンは辛いですか?

ほんのり辛い程度です。よく発酵したキムチには唐辛子の辛みとうま味がすでに十分あるので、仕上がりはやさしい酸味のきいた辛さになります。コチュジャンは、もっと辛くしたい人や赤い色を濃くしたい人向けの追加オプションです。

Q: 残ったキムチチャーハンは温め直せますか?

ご飯がまだ一度も温め直されていない場合に限ります。英国食品基準庁はご飯の温め直しを1回までとしていて、前日のご飯を炒めること自体がその1回にあたるため、食べきれる分だけ作るのが安全です。炊きたてのご飯で作った場合は、1時間以内に冷やして冷蔵し、翌日に1回だけ温め直せます。

何度か作るうちに、分量を量らなくても手が勝手に動くようになります。酸っぱくなりかけたキムチとご飯が残っている日の、頼れる定番にしてください。

特集 麺類とご飯もの