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韓国語の恋愛スラングの意味|スム・ナムサチンほか2026年版

海辺の砂浜に立つ男性と女性
目次
  1. 韓国語の恋愛スラングの意味:まず覚えたい基本用語
  2. カカオトークでよく見るテキスト用語
  3. 恋愛のステージ別に見る韓国語スラング
  4. よくある質問

「우리 썸 타는 거야?(ウリ スム タヌン ゴヤ=私たち、スムなの?)」。3回目のカフェデートの後にカカオトークでよく届く一言ですが、辞書アプリで調べてもほとんど役に立ちません。このスム(썸)は韓国語の恋愛スラングの中でいちばん大切な言葉で、意味が分かると残りの単語もするすると理解できるようになります。ここでは一つひとつの言葉に発音とニュアンスを添えて説明しますので、最初は少し難しく感じても大丈夫です。

要点まとめ

  • スム(썸)は英語の「something」から来た言葉で、正式に付き合う前の曖昧な関係を指します。2014年にはソユとチョンギゴが、そのまま『썸』というタイトルの曲を発表しています。
  • ナムサチン/ヨサチン(남사친/여사친)は恋愛感情のない男友達・女友達、ナムチン/ヨチン(남친/여친)は彼氏・彼女の日常的な略語です。
  • サムギダ(삼귀다)は사귀다(サギダ=付き合う)の「사」を数字の4に見立て、3を表す「삼」に置き換えた言葉で、「親しいけれど、まだ付き合っていない」関係を表します。
  • ミルダン(밀당、発音は[밀땅]でミルッタンに近い音)は、ほどよく返信して相手の気を引く駆け引きのことです。

韓国語の恋愛スラングの意味:まず覚えたい基本用語

これらの言葉の多くは長いフレーズを縮めたものなので、元の形を知ると意味がぐっと覚えやすくなります。作り方は、日本語の「就活(就職活動)」や「婚活(結婚活動)」のように単語の頭を一文字ずつつなぐ略し方とよく似ていて、日本語話者には実はなじみやすい仕組みです。スム(썸)は出会ってから正式に付き合うまでの曖昧な期間のことで、毎日連絡を取り合い、デートをしていても、まだどちらも「付き合おう」とは言っていない状態です。日本語でいえば「友達以上恋人未満」がいちばん近いのですが、韓国語では썸 타다(スム タダ=スムに乗る)と動詞にして「今スム中なんだ」と気軽に言えるのが違いです。韓国の国立国語院が運営するオープン辞書「ウリマルセム(우리말샘)」は、썸を「まだ恋人ではないが、付き合っているかのように親しく過ごす関係」と定義し、語源を英語の「something」としています。ナムサチン(남사친)は남자 사람 친구(ナムジャ サラム チング、直訳「男の人の友達」)の略です。わざわざ사람(サラム=人)を挟むのは、남자친구(ナムジャチング)だけだと「彼氏」の意味になってしまうからで、この略語は恋愛感情のない男友達であることをはっきり示します。女友達ならヨサチン(여사친)です。シムクン(심쿵)は심장(シムジャン=心臓)と쿵(クン=ドキンという音)を合わせた言葉で、相手の思いがけない優しさに胸がドキッとする瞬間を表します。ミルダン(밀당)は「밀고 당기는(押したり引いたり)」から来た言葉で、辞書によれば恋人や夫婦だけでなく、ライバル関係にある組織同士の駆け引きにも使えます。発音は[밀땅]で、2文字目が濃音になります。日本語話者は「ミルダン」と平たく読みがちなので、「ミルッタン」と小さな「ッ」を挟むつもりで言うと自然に聞こえます。オジャングァルリ(어장관리、直訳「漁場管理」)は、複数の相手をまるで付き合うかのように扱いながらキープしておく態度を指します。日本語の「キープ」や「本命を決めない」に近い言葉ですが、冗談ではなく本気の非難として使われます。付き合う前によく出てくる言葉も二つあります。モソル(모솔)は모태솔로(モテソロ、直訳「母胎ソロ」)の略で、一度も恋愛経験がない人をからかう言い方です。クムサッパ(금사빠)は「금방 사랑에 빠지는 사람(すぐに恋に落ちる人)」の略です。

カカオトークでよく見るテキスト用語

韓国人の恋人とのやり取りで戸惑うのは、単語よりもむしろ略語です。イルシプ(읽씹、実際の発音は[익씹]でイクシプに近い音)はメッセージを読んだのに返信しないことで、日本のLINEでいう「既読スルー」にあたります。会話の途中でイルシプされると、日本と同じようになかなかこたえます。よく似たアンイルシプ(안읽씹)は、メッセージを開きもせずに返信しないことで、こちらは「未読スルー」です。反対にカルダプ(칼답、直訳「ナイフの答え」)は即レスのことで、ミルダンの段階によっては早すぎる返信が「必死」に見えることもあります。別れの場面では、ファンスンイビョル(환승 이별、直訳「乗り換え別れ」)という言葉が辞書にも載っています。恋人と別れてすぐ次の相手と付き合うことを乗り物の乗り換えにたとえた表現で、日本語で「次の人に乗り換える」と言うときの感覚とそっくりです。似た形の환승연애(ファンスンヨネ、直訳「乗り換え恋愛」)もよく見かけますが、こちらは主に番組名で、TVINGで2021年に始まった恋愛リアリティ番組(英題:EXchange)は、元カップルたちが一つ屋根の下で暮らす構成です。さらに厳しい言葉がチャムスイビョル(잠수이별、直訳「潜水別れ」)です。잠수(チャムス)はもともと「潜水」ですが、スラングでは相手との連絡を突然絶つことを意味するので、はっきり別れを告げずに黙って関係を終わらせることを指します。イルシプを関係全体にまで広げたもの、と考えると分かりやすいです。

恋愛のステージ別に見る韓国語スラング

これらの言葉は、関係のどの段階にいるかによって使い分けられます。出会う前の段階では、ジャマンチュ(자만추、「自然な出会いを追求する」の略)とインマンチュ(인만추、「人為的な出会いを追求する」の略)が区別され、後者の代表が知人の紹介によるブラインドデート、ソゲティン(소개팅)です。連絡を取り合い始めるとスムの段階に入り、ミルダンやカルダプという言葉が登場します。この段階ではサムギダ(삼귀다)という言葉も耳にします。사귀다(サギダ=付き合う)の「사」を数字の4に見立て、3を表す「삼」に置き換えた言葉遊びで、ウリマルセムでは「썸 타다(スム タダ)」の類義語として載っています。つまり「親しいけれど、まだ付き合っていない」関係です。正式に付き合うと、남자친구/여자친구(ナムジャチング/ヨジャチング)、略してナムチン/ヨチン(남친/여친)が彼氏・彼女を表す言葉になります。本人をどう呼ぶかはまた別の問題で、オッパ(오빠)は相手が年上のときにしか使えず、呼んでいい相手やタイミングにも決まりがあります。晴れてカップル(커플、コプル)になるきっかけは、たいてい「우리 사귀자(ウリ サギジャ=付き合おう)」という一言です。사귀다は「付き合う」という意味の動詞なので、このセリフがスムの段階を正式に終わらせる合図になります。日本でいう「告白」に近い役割です。面白いのは、「私たちってどういう関係?」と正面から聞かなくても、どの言葉で呼び合うかで関係がはっきりしていく場面がとても多いことです。

よくある質問

Q: スム(썸)とはどういう意味ですか?

スムは正式に付き合う前の曖昧な関係を指す言葉です。一緒に過ごす時間が増え、明らかに恋愛感情があっても、まだどちらも「付き合おう」と言っていない状態を意味します。動詞では썸 타다(スム タダ)と言い、その二人はスムナム・スムニョ(썸남/썸녀、「スムの男性・スムの女性」)と呼ばれます。

Q: ナムチンとはどういう意味ですか?

ナムチン(남친)は남자친구(ナムジャチング)を略した日常語で、「彼氏」という意味です。「내 남친(ネ ナムチン=私の彼氏)」のように使い、ヨチン(여친、彼女)の対になる言葉です。正式に付き合ってから使う呼び方であり、恋愛感情のない男友達を指すナムサチンとは明確に区別されます。

Q: ナムサチンとナムチンの違いは何ですか?

ナムサチン(남사친)は恋愛感情のない男友達のことで、ナムチン(남친、남자친구の略)は実際の彼氏を指します。남자친구は文字どおりには「男の友達」と読めるため、ただの男友達をそう紹介すると、周りは彼氏だと受け取ります。混同しやすいのはこのためです。

Q: 韓国語で「カップル」は何と言いますか?

「カップル」は커플(コプル)と言い、英語由来の日常語です。もう少し文学的でロマンチックな言い方には연인(ヨニン、恋人)があり、歌詞やドラマのタイトルでよく使われます。ただし、どちらも二人をひとまとめにした言い方なので、一人ひとりを指すときは今までどおりナムチン・ヨチンを使います。

Q: 韓国語で「付き合う」は何と言いますか?

「付き合う」は사귀다(サギダ)という動詞で表します。正式に交際を始めるときの定番のセリフが「우리 사귀자(ウリ サギジャ=付き合おう)」で、この一言を聞けばスムの段階は終わったと考えて大丈夫です。

Q: ミルダンは韓国の恋愛文化で悪いことなのですか?

必ずしも悪いことではありません。辞書の定義では、ミルダン(밀당)は恋人や夫婦、さらにはライバル同士の組織の間でも起こる微妙な心理戦を指す中立的な言葉で、スムの段階で少し駆け引きがあるのはごく普通のことです。ただ、いつまでも引いてばかりだと問題視され、そうなると人はもっと厳しいオジャングァルリという言葉を使い始めます。

Q: オジャングァルリとはどんな意味ですか?

オジャングァルリ(어장관리)は直訳すると「漁場管理」で、複数の相手候補をキープしながら誰か一人に決めないことを指します。相手の恋愛態度を本気で批判する言葉として使われます。

Q: スムやグリンライトは新しいスラングですか?

実はそれほど新しくはなく、辞書を見るとよく分かります。相手が脈ありだというサインを指すグリンライト(그린 라이트)は、2013年8月に始まったJTBCのトーク番組『魔女狩り(마녀사냥)』のコーナー「그린라이트를 켜줘(グリンライトをつけて)」を通じて広まった言葉です。ウリマルセムに載っているこの恋愛の意味での最も古い用例は2014年1月、サムギダの用例は2014年4月のもので、スムも2016年にはすでに新聞記事に登場しています。辞書に載るほど長く使われてきた言葉ですから、今覚えておいてもすぐに古くなる心配はありません。安心して覚えてください。

スムと正式な交際、ナムサチンとナムチンの違いさえ分かれば、韓国語の恋愛にまつわる会話の半分は理解できるようになります。残りは、カカオトークで少し気まずいやり取りを重ねながら覚えていくもので、その一つひとつが立派な練習になります。スラングはその時代を過ぎても残ることがあり、中には「リーズ時代」の意外な元ネタのように、懐かしさを表す言葉として生き続けるものもあります。

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特集 韓国語スラングとネット用語