韓国旅行2泊3日は足りる?実質33時間の計算
「72時間」と聞くと、たっぷりあるように思えます。ところが引き算を始めた瞬間に、その印象は変わります。入国審査、荷物の受け取り、仁川空港からソウル市内への移動、ホテルのチェックイン、そして帰りにはその全部を逆回しでもう一度。どれも同じ72時間の中から引かれていきますし、どれも旅そのものではありません。韓国旅行2泊3日で足りるかどうかを決めるのは、旅程をどれだけ詰め込むかではなく、往復2便のフライトがどの時間帯を残してくれるかです。ですから、先に引き算をします。残るのは、起きて動ける時間でおよそ2日分です。長めの午後が1回、まるまる使える1日、そして短い朝が1回という配分になります。ソウルだけなら十分で、その先まで足すと一気に薄くなります。
早わかり
- 週末の形をした旅程は、ソウルを1エリアずつ回るには十分で、ソウルに釜山や済州まで足すには足りません。
- AREXの直通列車はソウル駅から第1ターミナルまで43分、料金は13,000ウォンです。一般列車は第2ターミナルから66分かかり、5,350ウォンで乗れます。
- フライトの時刻がすべてを決めます。昼に着いて夜に発つ組み合わせなら現地で動ける時間はおよそ33時間ですが、夜に着いて朝に発つと約15時間まで縮みます。
- 22の国・地域のパスポートはK-ETAがまるごと免除で、日本と台湾もそこに含まれています。この措置は2026年いっぱい続きます。
韓国旅行2泊3日で足りますか?
ソウルなら「はい」、韓国なら「いいえ」です。3日で買えるのは、1つの都市をきちんと回る旅か、2つの都市を中途半端に回る旅かのどちらかです。時計が動き出すのは初日の午前0時ではなく、機内のドアが開いた瞬間です。そして止まるのは家に着いたときではなく、空港へ向かって宿を出た瞬間です。金曜11:40着と日曜18:20発の組み合わせは「3日間」として売られますが、韓国の地面の上にいられるのは約55時間です。1泊8時間として、睡眠がそのうち16時間を持っていきます。空港と空港鉄道が、下の見積もりでさらに6時間です。目当てのものは全部その残りの中で起きますし、その数字は旅の組み立て方が変わるくらい小さいのです。
72時間はどこへ消えるのか
4つの固定費に消えます。そして交渉できるのは、そのうち1つだけです。
| 内訳 | 消える時間 |
|---|---|
| 「3日」と実際のフライト時刻の差 | 17時間 |
| 2泊分の睡眠(1泊8時間) | 16時間 |
| 到着日:入国審査・荷物・ソウルまでの移動(概算) | 2時間 |
| 出発日:ホテルから第1ターミナル・搭乗手続き・保安検査(概算) | 4時間 |
| 残る時間 | 約33時間 |
交渉の余地があるのは空港との行き来です。2026年現在、AREXの直通列車は大人13,000ウォンで、第1ターミナルまでの正規運賃は18,500ウォンと案内されています。ソウル駅から第1ターミナルまでは43分、第2ターミナルまでは51分です。同じ路線を各駅に停まる一般列車は、第1ターミナルからソウル駅まで4,750ウォンで、第2ターミナルからは端から端まで66分かかります。AREX自身が示している一般列車の所要時間は、第1ターミナルからソウル駅まで59分です。つまり8,250ウォンを上乗せして買えるのは16分です。飛行機を追いかける朝には価値がありますが、到着日にはあまり意味がありません。どのみち部屋はまだ用意できていないからです。
着陸前に決めておきたい空港の用事が、もう2つあります。eSIMとポケットWiFiのどちらにするかと、帰りにTマネーの残高をどこで払い戻すかです。どちらも前もって決めておけば5分で終わりますが、カウンターで即興でやると30分かかります。
残った時間をどう使うか
半日に1エリアだけを選び、川を渡るのは2回までにするのがおすすめです。景福宮は3,000ウォン、5か所に入れる王宮統合観覧券は2026年で6,000ウォンですから、統合観覧券が得になる境目は3か所目からで、33時間の旅ではそこまで届きません。景福宮は9:00に開き、9月と10月は17:00で入場を締め切ります。ですから11:40着の初日は、静かに2日目送りになります。
短い旅が勝てるのは夜です。夜を預ける価値のあるエリアは、早くは閉まらないからです。ホンデとソンスがわかりやすい候補で、ソンスとホンデの違いが、たった一晩しかない自由な夜をどちらに渡すかを決めてくれます。宿がソウルの西側にあるなら、終点まで乗らずに弘大入口駅で降りてください。一般列車の運賃表では第1ターミナルから4,650ウォン、ソウル駅までなら4,750ウォンで、しかも弘大入口のほうが8分早く着きます。
釜山や済州まで足せますか?
2泊ではおすすめできません。コレイルが2024年に公表した数字では、ソウルから釜山までのKTXは片道2時間23分です。ソウル駅までの移動と釜山駅から出るまでを足す前で、往復およそ5時間が座席の上で消えます。台帳が残してくれた時間のおよそ6分の1を、列車の内装を眺めて過ごす計算になります。済州はさらに分が悪くなります。国内線に乗り換えると、列車の代わりに空港の手続きが2回と、保安検査の列がもう1組増えるからです。2つ目の都市は、3泊目のある旅にとっておくのが安心です。
よくある質問
Q: ソウル以外も見るなら韓国に何日必要ですか?
ソウルにもう1都市を足すなら、現実的な下限は4泊です。2つ目の都市には、その移動を正当化できるだけの自分の夜が1つ必要だからです。5泊あれば、旅の1日をまるごと移動に使わずに釜山や済州まで届きます。
Q: 日本のパスポートで2泊3日の旅行にK-ETAは必要ですか?
必要ありません。一時的な免除の対象は22の国・地域で、日本も台湾もそこに含まれていて、2026年いっぱい続きます。それでも申請すること自体は任意で手数料もかかりますが、その代わりに機内で配られる紙の入国カードを書かずに済みます。
Q: ソウル駅発の空港行き最終列車は何時ですか?
平日の直通列車は23:00発で、第1ターミナルには23:43に着きます。これを逃すと残るのは深夜バスかタクシーで、どちらも乗らずに済ませた座席と同じ値段では済みません。
Q: 2泊3日の韓国旅行は、朝発と夜発のどちらがいいですか?
行きは朝、帰りは夜です。自宅を朝に発って夜に戻る組み合わせなら使える時間はおよそ33時間で、逆の組み合わせならおよそ15時間です。検索結果を値段順に並べ替える前に、この2つの組み合わせを比べてみてください。安いほうの組み合わせは、たいてい1日分を代金として取っていきます。
3日間は、韓国への短い旅ではありません。韓国の1都市への完全な旅です。そう認めた瞬間から、旅程はぐっと良くなります。
特集 韓国旅行の基本とコツ